ネパール渡航の際の留意事項

持ち込み・持ち出し禁制品について

外貨申告

入国時に5,000米ドル相当を超える外貨を持ち込む場合は申告が必要です。また、使い残したネパール・ルピーは出国時に空港内の銀行で、交換した外貨の15%までを米ドルに再交換することができますが、両替時に受け取った外貨換金証明書の提示が必要です。

通関

[免税範囲について]
空港での税関検査は、課税品・非課税品(手荷物含む)ともに全てX線による検査を受けることになります。非課税による持ち込み品については個人使用に限定されており、非課税による主な品目の持ち込み可能範囲は次のとおりです。

○酒類1.5リットルまで。
○たばこ200本、葉巻50本、パイプ用たばこ葉250グラムまで。

以上の数量超過分は全て課税の対象となりますので、空港内税関窓口に申告してください。また、出国時の通関トラブルを回避するためにも、入国時に「税関申告書」を提出しておくことが肝要です。各種専門家、医師、音楽家、スポーツ選手等が使用する各種専門資機材等は非課税となりますが、申告が必要となります。
[持ち込み・持ち出し禁制品について]
○持ち込み禁止品
麻薬類(コカイン、マリファナ、ハッシシ)及びそれに類する薬品、アルコール度数60%以上の酒類、苗と種を含む植物・果物・野菜・花類等、牛肉食品、わいせつ物。
○許可、証明書及び申告が必要なもの
5,000米ドル相当の現金、トラベラーズチェックおよび銀行小切手は税関に申告が必要。
犬・猫は狂犬病及び各種予防接種証明書が必要。
○持ち出し禁止品
ネパール紙幣・貨幣、持ち込みに際し許可された以上の外貨、100年以上経過した考古学的価値のある仏像・絵画・貨幣・文化宗教的文物、絶滅危惧種に指定されている動物及び皮・象牙製品、ネパールの稀少動・植物、麻薬類及びそれに類する薬品。

滞在時の留意事項

旅行制限

ヒンドゥー教の施設の一部には、宗徒以外の立入りを禁止している施設もあります。

写真撮影の制限

空港及び軍関係施設の写真・ビデオによる撮影は禁じられています。また、観光客がよく訪れるカトマンズ市内にあるクマリ寺院の「生き神様」と呼ばれる少女及び幾つかのヒンドゥー教寺院、一部の博物館等の写真撮影は禁じられています。また、一部の大使館を含む外国施設も写真撮影を禁じられている場所がありますので、十分注意してください。

各種取締法規

[喫煙]
ネパールでは、法律で公共の場所における喫煙が禁止されています。この法律に違反した場合は、100ネパール・ルピー(約100円)から10万ネパール・ルピー(約10万円)の罰金が科せられます。具体的な場所は以下のとおりです。これらは例示的な場所であり、これ以外の場所でも取締りの対象となることがありますので、不用意に喫煙をすることのないよう十分注意してください。
○政府施設及びその関連施設
○教育施設、図書館及び学生寮
○空港(国際線、国内線)
○公衆トイレ
○文化センター、ホテル、レストラン
○公共交通機関(マイクロバス、テンプー)及びその待合所

交通事情

[交通マナー]
ネパールの道路事情は、陥没や未舗装、歩道の不整備等が見受けられ、良好とはいえません。また、信号、横断歩道もほとんどないため、歩行者は車両の合間を縫って横断しなければなりません。さらに、人々の交通ルール、マナー順守の意識は希薄で、交差点での一時不停止、無理な追い越し、違法駐車、無秩序な道路横断等が日常化しており、慣れない外国人旅行者にとって町中を歩くことは危険を伴いますので注意が必要です。
[道路状況]
ネパールは、インフラの整備が遅れており、道路、歩道等が整備されていません。その上、街灯等の設備がないため、夜間に歩き回ることは道路の穴や側溝等に足を取られ転倒して怪我をするおそれがあり、非常に危険です。夜歩きでは、強盗、ひったくり等にあう可能性も高くなります。
 カトマンズ市内では、道幅が狭いことや自動車・オートバイの増加により、昼間の渋滞が恒常化しています。さらに、オート三輪、自転車、歩行者、牛、野犬等が混在し、その隙間を縫って自動車が通行するため、路上では細心の注意が必要です。もし、ご自分で運転される場合にはスピードを出しすぎないよう、また、脇道からの車両等の飛び出しに十分注意してください。
 [交通事故]
交通事故の被害者になった場合、加害者からの補償や病院での十分な治療は期待できませんので、道路を横断する際には十分注意してください。また、レンタカーを利用する際は自分で運転せず、必ず運転手付きのレンタカーを使用してください。
 [検問]
 カトマンズ市内を始め各地において、警察や軍による検問が行われています。陸路で移動する場合、検問所では乗客全員がバスから降ろされ、荷物検査を受けるため、出発するまで長時間待たされます。
 [タクシー、バス]
 タクシーはスピードを出しすぎたり、無理な追い越しをする傾向があるので、危険を感じたら運転手に注意することが必要です。また、長距離バスは転落事故、追突事故が毎年各地で発生しており、多数の死傷者が出ています。安価なローカルバスや夜行バスの利用は避け、身の安全のため、長距離の移動は飛行機を利用してください。

滞在時の留意事項

風俗、習慣

ネパールの多数の国民が信仰するヒンドゥー教は、牛を「聖なる動物」として扱っています。例えば、路上にいる牛を自動車ではねた場合は、人間をはねたときとほぼ同じ罰則が科されます。また、「牛肉を食べる」等の牛に関わる話題は避けるとともに、左手は不浄とされているため、食事の際は右手のみを使って食べることをお勧めします。さらに、頭に神が宿っていると信じられているため、むやみに子供の頭を触わることのないよう注意してください。

衛生事情

ネパールは衛生状態が非常に悪いため、水と食べ物には十分な注意が必要です。外食の際は生野菜等は極力避け、肉や魚も含めて十分に加熱されているものを食べるようにしてください。また、水質も非常に悪いので、生水は絶対に飲まず、市販のミネラルウォーター等を利用してください。さらに、氷が入っている飲物も避けてください。

病気

[概要]
ネパールは地形的な変化に富んでいるため、気候や風土も地域によって大きく異なります。健康上注意すべき点も、高山病からマラリアなどの熱帯病にいたるまで多岐にわたります。首都圏のカトマンズ盆地で注意すべきものは、第一に感染性腸炎(いわゆる下痢症。腸チフスを含む)です。次に、ウイルス性肝炎と狂犬病があります。南部のタライ地域では、これらの他に蚊に媒介されるマラリア、デング熱、日本脳炎などが加わります。
[予防接種]
ネパール入国に際して義務づけられている予防接種はありませんが、3か月以上滞在する方には、大人の場合、A型肝炎、B型肝炎、腸チフス、破傷風、日本脳炎の予防接種をお勧めします(腸チフスはトラベルクリニック等にご相談ください)。小児の場合は大人に準じますが、三種混合ワクチンなど、日本で予防接種が可能なものもありますので、出発前に必ず小児科医に相談・確認してください。
狂犬病ワクチンは、咬まれた後すぐに注射を始めても有効ですので事前接種は必須ではありません。ただし、犬以外の動物も狂犬病になるため、これらを介して気付かないうちに感染する場合もあります。狂犬病は発病すると致死率の高い病気ですので、接種スケジュールに余裕がある場合は、2回の接種を受けておくと安心です。
[高山病]
登山、トレッキングをする方は、事前に高山病について知っておくことが重要です。ネパールの邦人死亡事案で2010年は7名、2011年は2名が山に関係して死亡しており、その中でも一番多いのが高山病による病死です。また、ネパールではトレッキングと言っても、標高3,000メートル以上のルートがほとんどであるため、高山病の危険を伴います。高地では十分な水分補給、睡眠をとってゆっくりと行動し、体調に異変を感じたら、その場に留まり休憩をとるか、下山してください。「仲間に迷惑をかけるからもう少し我慢しよう」などと考えると命取りとなる場合があるので、十分注意してください。高山病死を減らす目的で、ヒマラヤ救助協会は、カトマンズ市内のトレッカーが多く宿泊するタメル、人気のあるトレッキングコースのペリチェ、マナンで高山病についての啓発活動(http://www.ueda.ne.jp/~sherpa/hsa/hra.html (邦訳))を行っています。
また、日本旅行医学会の高山病の項(http://www.jstm.gr.jp/mountain_sickness.html 、または http://www.jstm.gr.jp/mebio200106.pdf )も参照することをお勧めします。
カトマンズで、高山病の予防と啓発を行っている機関の連絡先は下記のとおりです。
○ヒマラヤ救助協会(The Himalayan Rescue Association)
電話番号:(国番号977)-1-4440292、4440293
ホームページ: http://www.himalayanrescue.org/
○ネパール・インターナショナル・クリニック(Nepal International Clinic)
電話番号:(国番号977)-1-4434642、4435357
ホームページ: http://www.nepalinternationalclinic.com/
医師:ブッダ・バスンヤット医師(Dr. Buddha Basnyat)

滞在時の留意事項

トレッキング,登山

トレッキングをする場合、トレッキング許可証が必要となる山やトレッキングが制限されている地域があるので、カトマンズの出入国管理事務所や旅行会社での確認が必要です。トレッキング許可証も同事務所で取得できます。
登山の場合、6,500メートル以下の山であれば、ネパール山岳協会で許可証を取得できますが、それ以上の山の場合は登山許可証を観光省で取得する必要があるので、ネパール政府に登録しているトレッキング会社を通じて手続きを行います。また、国立公園には、入園許可証が必要な地域があります。
また、最近、トレッカーが道に迷ったり、不慮の事故に遭ったりといった事例が発生していますので、できるだけガイドをつけるようにしてください。

野犬

都市部であっても夜間になると野犬が出没し、人を襲う危険がありますので、外出はできるだけ自動車を利用することをお勧めします。万一、徒歩で出かける必要があるときは、近づいてきた野犬を追い払うために、杖や棒を携行した方が安全です。狂犬病などの危険もありますので、犬を含め動物にはむやみに近づかないようにしましょう。

医療事情

ネパールは医療施設が不十分なため、旅行中に病気・怪我等で入院した場合、緊急移送等が必要となる場合が多くあります。万一に備えて、緊急移送サービス等十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。

IPJの各種プログラムへのお申し込み

  1. 参加希望の方は、まず下記バナーよりプレエントリーをしてください。
  2. ご入力いただいたメールアドレス宛に本申込用のエントリーフォームのURLを送信します。
  3. URL先のエントリーフォームを送信して申込完了です。